先週末、医者から胃ろうに関する質問を沢山いただきました。
まず、胃ろうを勧められているがどう答えたらいいのか、
という質問にお答えします。参考にしてください。
1) そもそもどんな病態なのか?
- 小児の先天性障害
- ALSなどの神経難病
- 脳梗塞の急性期
は、胃ろうが必要な病態です。
2) しかし現実には認知症例が多いのではないかと思います。
認知症は、工夫すれば最期まで食べられるのですが。
3) しかし誤嚥性肺炎を起こすと、多くの医師は胃ろうを勧めます。
食べさせて誤嚥性肺炎で死ねば、訴えられるかもしれないです。
介護裁判でも、訴えられて施設側が敗訴しています。
でも家族が一筆書いたら、食べさせてもらえるかもしれません。
4) 栄養状態改善のために、一時的な胃ろうかもしれません。
床ずれ改善のために、上手に胃ろうを使える医師もいます。
5) 胃ろうがあっても口から食べられるか、聞いてみてください。
あるいは、一生胃ろう栄養なのか、見通しを聞いてみては。
6) 「先生の親なら、どうしますか?」と聞いてみてください。
こうした話し合いを、最低2回は持ってください。
拙書「胃ろうという選択、しない選択」を読んでください。