《1547》 久々に焦りまくりました…… [未分類]

昨日は、第22回日本ホスピス在宅ケア研究会で
4時間の講演「映像で語る平穏死」をやっていました。
けっこうな大仕事です。

冒頭、挨拶をしてから歌を歌おうと思ったら、
パソコンとプロジェクターの相性が合わないらしく、
音も画像も出ず、さすがに焦りました。

「映像」で「4時間」と謳いながら本番では映像が出ない。
アドリブで話すには、4時間はあまりに長すぎる。
話すことはできても、みんなは画像を観にきている。

ようやく20分後には音声も回復し、なんとか
大きな支障なく4時間の講演を終えることができました。
しかし一時はどうなることかと思いました。

これだけ焦ったのは、10年ぶりくらいでしょうか。
一時は、ほんとうにどうなる事かと思いました。
やはり準備はしっかりやっておくべきだと後悔しました。

600人の聴衆は、最後まで熱心に観てくれました。
女優の木内みどりさんもコメントをしてくれました。
なんとか大役を終えることができホッとしています。

全国から、医療者、介護者、市民が集まっていました。
ものすごい熱気に圧倒されながら、自分の仕事をした。
明日もうひとつ仕事が残っているので気を抜けません。

懇親会が終わるころ、携帯電話が鳴りました。
深夜の看取り往診でした。
そこには、大家族に囲まれた荘厳な平穏死がありました。

さっきまでの映像は、いわば大半は造りものです。
本物の平穏死の荘厳さに心が洗われた思いでした。
あっという間に、1日が終わりました。