《1551》 治療法に自分の名前、その理由とは? [未分類]

以前から不思議に思っていたのは、なぜ
「コウノメソッド」という名前を付けたのか、です。
治療法に自分の名前を付けることは恥ずかしいはずなのだが。

私は、「長尾クリニック」と医療機関名に自分の名前がついている
だけでも、恥ずかしくて恥ずかしくてたまらない時期が続きました。
20年近くたち、ようやく慣れてきたけど、まだどこか気恥ずかしい。

そんな素朴な疑問を、河野医師に投げかけてみました。
そんな失礼なことを聞いたら怒られないかと、ビクビクしながら。
「なぜ、治療法に自分の名前をつけたのですか?」と。

すると河野医師からこんな答えが返ってきました。
「僕の治療法は、いつでもどこでも安く食べられる
インスタントラーメンのようなものを目指しているから」と。

つまり自分が編み出した優れた治療法がある場合、世の中に
広く広まって欲しいと願うことは、いわば医者の本能でしょう。
なんの世界でもそうですが、お弟子さんを養成することになる。

実際、コウノメソッドも全国にお弟子さんの医師がいます。
お弟子さんにはできるだけ同じ診断・治療をやって欲しい。
それがお師匠さんの願いでしょう。

コウノメソッドの場合、薬の微調節がマニュアル化されています。
全国一律できるだけ同じ治療ができるような研究会を重ねている。
そうでないと様々なトラブルを抱え込む可能性が充分あり得ます。

「それならば、自分の名前を冠に掲げて統制をとりながら、
万一の際のリスクも自分が負うという覚悟でそうしました」
そのような説明を聞いて、素朴な疑問が解けて、得心しました。

実際、コウノメソッドの詳細は書物に具体的に書かれているし、
講演のスライドは、ブログにそのまま一般公開されています。
ちなみに現在、一般への講演会は控えているとのことでした。

「そうか、そこまで自信があるのか。
また、広めることに力を注いでいるのか。
今まで見たことが無い凄いひとだな」と驚くことばかりでした。