朝日新聞出版から「家でも病院でも満足して大往生する
101のコツ」という本が7月18日に出版されました。
この場をお借りしてご紹介申し上げます。
「平穏死10の条件」が出て、ちょうど2年が経過しました。
多くの方に読んで頂き、沢山の反響を頂きました。
台湾、中国、韓国などアジアの国の人々にも沢山読んでいただきました。
終末期医療を巡る空気が、2年前より少し変わった気がします。
終活やエンデングノートという言葉が、一般的になりました。
病院や施設でも「平穏死」の理解が少しずつ進んできました。
しかし私は、じつは「死」に形容詞をつけることが嫌いです。
「死」は「死」であって、尊厳や平穏や延命などといった
形容詞をつけることに、かなり抵抗を感じているのが本音です。
大切なことは本人の満足、納得です。
もちろん死ぬのに、100%満足、納得という場合は少ない。
しかし満足度をあげることは学習することで可能な場合が多い。
「大往生する101のコツ」は、これまでの集大成プラス
新しい世界を模索した本です。
すなわち、病院や施設でも大往生する方法を説いています。
これは2年前には全く無かった発想でした。
そして『おひとりさまでも大丈夫』についても解説。
あらゆる角度から、終末期を語ってみました。
「101もコツがあるのか? 覚えられんわ」と
思う人がおられるでしょう。
覚えなくても大丈夫。
買っていただき、毎晩、寝る前にパラパラめくってください。
死ぬことが、そんなに怖くなくなると思います。
みなさまの大往生が叶えられることを願っています。