第7回日本在宅薬学会学術大会が大阪で開催されています。
初日最終プログラムは、「在宅医が薬剤師に期待すること」
で、私を含む6人の医師が熱いメッセージを送りました。
もはや薬剤師さんなしでは在宅医療は成立しないという
認識は、どの演者も同じでした。
約千人の会場が満員になり、たいへんな熱気に包まれていました。
- 多剤投薬への対応
- 服薬管理や副作用のチェック
- ジェネリック医薬品への変更
など、薬剤師さんでないとできない仕事が沢山ある。
病院ではチーム医療と言いますが、病院を一歩出ると
医療保険と介護保険の2本立てになり多職種連携と言います。
いずれにせよ、「顔の見える連携・協調」が大切です。
医療者の間では薬剤師さんへの期待が高まる一方です。
しかし患者さんには、医療における薬剤師さんの存在感は
まだまだ希薄なような気がします。
まずは「お薬手帳」や「かかりつけ薬局」から知って欲しい。
薬剤師さんが、在宅患者さんを訪問し、血圧や脈拍を測る時代
になってきました。
薬学部も6年制になり、薬剤師さんも大きく変わろうとしています。
PS)
今日は朝8時から、全国から集まった薬剤師さんに
「平穏死における薬剤師の役割」を講演しています。