《1562》 薬剤師さんとの2週間 [未分類]

昨日は、鹿児島県薬剤師会が主催する
第3回多職種連携シンポジウムで講演をしました。
私の話は一般市民にも公開されていました。

多職種連携の会にはよく呼ばれますが多くは
医師会主催で、薬剤師会主催は初めてでした。
鹿児島県内の取り組みで驚いたことが2つありました。

ひとつは、ネットで簡単にかかりつけ薬局を
検索できる「薬局どん」というシステムがあること。
どなたでも自宅の近くの薬局を検索できるのです。

ネットに「薬局どん」と入力してみてください。
画面が出て、簡単に求める薬局が検索できます。
医療機関でも、こんなものがあればいいですね。

もうひとつは「おくすり整理そうだんバッグ」です。
青い袋に溢れているお薬を入れてその薬局に持って
行くと薬剤師さんがちゃんと整理してくれるのです。

薬剤師さんもどんどん進化しています。
町に出る薬剤師、残薬整理に精を出す薬剤師、
患者さんの悩み相談に乗る薬剤師……。

講演終了後、仙巌園と尚古集成館を見学して
島津家の歴史、鹿児島の歴史を復習しました。
あの「篤姫」の撮影場所になったところです。

真正面に桜島が実に美しく見える場所に建っています。
鹿児島が日本を、そして世界をリードしてきたことが
よく分かりました。

鹿児島県薬剤師会も在宅医療や終末期医療、そして
多職種連携に積極的に取り組まれていることに驚いた。
まさに薬剤師の先端を走っているのが鹿児島県でした。

ちなみに来年の日本薬剤師会は、鹿児島市で開催されると。
何度も鹿児島に来ていますが来るたびに新たな発見がある。
次回は、11月22日にまた鹿児島に来る予定です。

尼崎と鹿児島はとてもご縁が深いのです。
特に奄美大島出身の方は、数万人もおられます。
毎日、鹿児島県出身の人と何人もお話しをします。

先週は、第7回日本在宅薬学会で2日連続で講演しました。
そして今週も、薬剤師さんが中心となった会(医師や看護師
もおられましたが)で講演、懇親させていただきました。

図らずも、2週連続で多くの薬剤師さんと交流することに。
実は普段は、薬剤師さんとはそうそうは交流できていません。
患者さんから見れば意外かもしれませんが実態はそんな感じ。

薬剤師さんは真面目な方ばかりですが、普段はお互いに
何を考えているのか分からないことも多い職種です。
しかし少しだけ分かったような気がしてきました。