《1633》 関西でもデング熱が [未分類]

ちょうど1カ月前、新宿のホテルに宿泊していました。
部屋の窓からは、代々木公園と新宿御苑が見えました。
ちょうどデング熱報道で大騒ぎになっていた場所です。

1カ月後の昨日、兵庫県西宮市で19歳の女性がデング熱
と診断された、と報道されていました。
やっぱり、とうとう関西にもやってきたようです。

蚊が人にくっついて新幹線や飛行機で運ばれてきたのか?
私はよく蚊にかまれるので、気をつけないといけません。
と言いながらも、毎日、かまれていますが。

在宅患者さんを訪問している間にいつも蚊にかまれます。
日当たりの悪い玄関の陰などに隠れています。
車の中に住み着いているような蚊もいます。

デングウイルスは、人から人への感染はありません。
蚊が刺して感染します。
ただし1匹の蚊は、一生に5回くらいしか刺せないそうです。

昔から蚊にかまれやすい体質なのでどこかイヤな話です。
デング熱は、まず命にかかわることはない病気なので
無用な心配はいりません

発熱した患者さんが冗談で「デング熱かも?」と言われて
いましたが、今日からは、もう冗談ではなくなりました。
しかしデング熱はともかく、怖いのはエボラ出血熱です。

報道を見ていると、これもジワジワと迫っているような気がします。
エボラはデングと違って、命に関わる病気ですから、私も怖いです。
なんだか日本が、熱帯や亜熱帯になったような気がしてなりません。

今月から、インフルエンザの予防接種が始まりました。
加えて尼崎では肺炎球菌ワクチンの公費助成も始まりました。
デング、エボラ、インフル、肺炎球菌……

そしてノロウイルスによると思われる嘔吐・下痢も増えています。
まさに、ウイルスや細菌の季節だと思います。
医療はいつの時代も、微生物との闘いなんだと再認識しています。