《1666》 発熱患者さんが増えてきた [未分類]

発熱患者さんが徐々に増えています。
風邪ひきの季節が早くもやってきました。
しかし例年と違う点が一つあります。

それは「発熱患者さんを診たら渡航歴を聞くこと」
という通達が厚労省から出ていることです。
私もできるだけそう聞くようにしています。

エボラ出血熱第1号がどこから出るか分からないから。
東京や大阪から、とは限りません。
人の動きがこれだけグローバル化している現代です。

「最近、海外に行かれましたか?」

なんて聞くと怪訝な顔をされますが、
それでも万一その患者さんがエボラ第1号かも? と思う時がある。
5年前の新型インフルも発端は神戸の開業医でした。

11年前はSARS、5年前は新型インフル、そして今回と
数年おきに新たなウイルス感染症が世界の課題になります。
そのたびに、“水際対策”という活字が踊ります。

しかし人間は、ウイルスとの闘いには勝てないと思います。
私自身は国内発症は時間の問題だと思っています。
もし日本に入ってきたら、どうなるのか……。

毎日、そんなことを考えています。
みなさまも、決してパニックにならないことだけを
覚えておいてください。

外国では様々なパニックが起きています。
デマや暴動や便乗商法など。
予め、知識を得ておくことでしょうか。

エボラウイルスは空気感染しません。
感染者の体液と接触しなければいい。
要は少し距離をとればいいのです。

今年は例年よりインフルの予防接種を受ける方が多いです。
とりあえず備えておこう、という人が多いように感じます。
発熱したら、インフルなのか、エボラなのか、となるかも。

私自身はウイルスに負けない身体を作りたいと願っています。
それは、免疫能をあげることです。
具体的には、いい腸内細菌叢バランスを意識しています。