《1694》 とにかく、血圧の季節です [未分類]

徳島県では、いまだに雪で孤立している方が
たくさんおられると知りました。お見舞い申し上げます。
日本中が異例の寒さに驚いていることでしょう。

寒波は、間違いなく病気を増やします。
インフルやノロや風邪などの感染症と、
血圧の急上昇です。

当院でも、血圧が200以上に上昇した方が
何人かいました。
血圧を測って、本人も私もビックリです。

無症状の方もいれば、頭痛、めまい、動機などを
訴える人もいます。
脳卒中や心筋梗塞が心配です。

体調は、気温の変化に敏感です。
普段、高血圧でない人も、高血圧になるのがこの季節。
冬場だけ降圧剤を飲まれる人もいます。

なるべく、降圧剤の種類を増やしたくありません。
そのような場合は、「合剤」を使います。
たとえばカルシウム拮抗剤とARBの「合剤」など。

腕で測るタイプの家庭血圧計をお持ちの方は、是非一度
測ってみてください。
家庭血圧が150以上あれば、受診されたほうがいいでしょう。

そのような方は、診察室では160~170あることが分かっています。
家庭血圧と来院時血圧は10、ときには20も違うことが多いのです。
いずれにせよ、こんな季節こそ血圧の自己測定です。

トイレと浴室での温度変化にも気をつけてください。
血圧の急激な変化で、大変な事態になる場合があります。
とにかく、血圧の季節です。