《1705》 雪は一人暮らしのバイタルサイン [未分類]

昨夜は、在宅医療の勉強会でした。
終了後、隣におられた北海道の先生と雑談をしました。
なにせ、この寒波と大雪ですから、近況を聞いてみました。

北海道では、雪かきが日課だそうです。
独居高齢者にとっては、家の前の雪かきをしているかどうか
が安否確認になり、バイタルサインだそうです。

なるほど。

寒さで“雪かき心不全”や“雪かき心筋梗塞”が増加していると。
なんとなく分かります。
尼崎でさえ、結構大変なことが毎日起こっていますから。

北海道の高齢者にとっては、雪かきが在宅療養のバロメーターとか。
これができなくなったら、一軒家での一人暮らしを諦めるそうです。
施設かマンションに移る目安が、雪かきができるかどうかだと。

ちょと想像できない話ですが、そう言われればそうなのか。
雪が高齢者の予後の目安になっているのか……
西日本や沖縄では考えられないことです。

あらためて、日本は広いですね。
北海道の先生に聞いてみました。
じゃあ、雪ってなんですか?

雪?
ああ、単なるゴミです。

ゴミ……?

病気よりも気候に左右されるこの季節。
くれぐれも、手洗いとマスクで予防をしてください。
当院職員も、ダウンしないように気をつけて頑張っています。

今日は大阪府泉佐野市や泉南市など3市3町の合同の講演会です。
そして夜は、当院の忘年会です。