《1708》 がんセンターで「平穏死」の講演 [未分類]

先週は、西日本を代表するがんセンターで平穏死の講演をしました。
いろんなところに呼ばれてきましたが、ついにがんセンターから招聘。
総長、院長、副院長をはじめ多くのスタッフ達に聞いて頂きました。

あまりに嬉しすぎて、上手く伝えられなかったという感もあります。
しかし、死をタブー視しないで一緒に考えていきましょう、という
メッセージだけは、伝わったのではないかと想像しています。

終了後、総長、院長、副院長先生に串カツをごちそうになりました。
実は総長先生には、25年前に様々なことを教わった御縁もあった。
当時からがん幹細胞の研究をされていたのです。

胃がんで手術をした方の症例検討会で、いつも病理組織の解説をして
いただいた先生が、いまはがんセンターの総長になられていました。
当時、がん幹細胞の話をかなり詳しく教え頂いたことも覚えています。

町医者の分際で、がんや抗がん剤、がん幹細胞の本を書いているのは
実は、その総長先生のお陰です。
早期がんはある、早期発見は意味があると明言できるのもその先生のお陰。

そんな偉大な人の前で平穏死の話ができるので、舞い上がっていました。
町医者のつたない話を、優しい目で頷きながら聞いていただきました。
まさか25年後にこんな日が来るとは、夢にも思いませんでした。

人生は不思議なご縁でできている。
そのご縁を患者さんに還元するのが、町医者の仕事。
ご縁をプレゼントしていただいた神様に感謝しました。

PS)

インフルエンザが半日で10人も出ています。
明らかに流行期に入っています。
手洗いとマスクをお願いします。