《1769》 市民と医師が語る会 [未分類]

昨日21日は福岡市南区医師会のお招きで講演をしました。
平穏死や地域包括ケアシステムについて述べました。
実は、ここに来て驚いたことがありました。

福岡市南区医師会には市民と医師が語る会があるそうです。
地域の公民館で地域住民と地域の医師が語りある会を、
なんと40年間も続けていると聞き、感心しました。

在宅医療や地域包括ケアは、医師会と行政が協働すれば市民
のためになると常々考えていますが、その通りの会でした。
まさに市民と医師が、地域でまじくっていました。

「医師会」と聞くと、一般の方はあまり印象を持たない
人が多いかと思われますが、南区医師会は市民のための
活動に相当なエネルギーを費やしていました。

私自身も医師会活動を20年間続けてきました。
「長」とつく役職も12年間拝命してきました。
現在もいくつかの仕事をやっていますが、まだ十分ではない。

開業医は地域にどれだけ貢献できるかが、今後問われます。
市民とともにやらなければならない仕事が山積しています。
いろいろと考えるきっかけを与えて頂きました。

夜は福岡の仲間と本邦初の死に関する特番を観ました。
収録ではたくさん大切なことを申し上げたのですが、
肝腎の部分はすべてカットされていて少々残念でした。

しかし、死をタブー視せずに議論が盛り上がるきかっけになれば
充分であるとも思い直しながら、遅くまで盛り上がっていました。
博多の夜は熱かった、です。